クレジットカードはカード利用でポイントが貯まり、割引や旅行保険などサービスも充実していてお得です。
クレジットカードの申し込み方法は様々ですが、今回はクレジットカードの申し込みの流れが分からない、申し込み方法が分からないという方のために、クレジットカードの申し込みの流れ・申し込み方法を分かりやすく解説していきます。
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クレジットカード申し込みから発行までの流れ
クレジットカード発行までの流れは以下の通りです。
- 申し込むクレジットカードを選ぶ
- カード会社に申し込む
- 入会審査を受ける
- 審査に通過すればカード発行
申し込み方法やカードの受け取り方法はカード会社や選ぶカードによって異なりますが、どんなカードでも基本的なカード発行までの流れは同じです。
それぞれの項目を詳しくみていきましょう。
申し込むクレジットカードを選ぶ
クレジットカードといっても様々な種類のカードが存在します。
覚えておきたいのが「カード会社」と「国際ブランド」の違いです。
カード会社とはカードの発行やサービスの提供を行っている会社を指し、国際ブランドとは決済システムを提供している会社を指します。
例えば「楽天カード」の場合は「楽天カード株式会社」がカード会社で、国際ブランドはVISA、MasterCard、JCB、AMEXの4種類の中から選択可能です。(カードによって選べる国際ブランドは異なる)
国際ブランドによって加盟店数や使える国・地域に違いがありますが、VISAやMasterCardなら不便を感じることはないでしょう。
JCBも日本国内の加盟店数が多いため、国内での利用がメインなら十分です。
カード会社に申し込む
作りたいカードが決まったらカード会社に申し込みを行います。
選ぶカードによっても異なりますが、主な申し込み方法は以下の通りです。
- インターネット
- 店頭
- 郵送(申込書)
インターネット
最近ではインターネット申し込みが主流となっています。
24時間いつでも申し込みが可能で、入会キャンペーンも多く実施されているのがメリットです。
オンラインで引き落とし口座の設定を行えるカードなら、発行までの日数を短縮することもできます。
店頭
店頭申し込みは、セゾンカードなどショッピングモールや百貨店に申し込みカウンターがあるカード会社が対応しています。
申し込んだその日のうちに店頭でカードを受け取れる「即日発行」も可能なので、急ぎでカードを作りたい時にもおすすめです。
郵送(申込書)
郵送(申込書)での申し込みは、時間がかかる上に記入ミスによる審査落ちのリスクもあるため、できればインターネットまたは店頭で申し込んだ方が良いでしょう。
入会審査を受ける
申し込みが完了するとカード会社による審査が行われます。
申し込み時に記載した内容を基に、カード会社が定める基準をクリアしていれば可決となりカードが発行されますが、否決(審査落ち)となった場合はカードが発行されません。
一般カードからプラチナカード・ブラックカードまで、カードのグレードに応じて審査難易度や申し込み条件も異なるため要注意です。
カードによっては、審査の際に電話確認(在籍確認)が行われることがあります。
自宅や携帯電話にかかってくる場合は申し込みの意思確認が行われ、職場に電話がかかってくる場合は、申し込んだ方が実際に勤務先に在籍しているかの確認が行われます。
在籍確認では、席を外していても同僚などの応対によって在籍確認ができれば大丈夫です。
審査に通過すればカード発行
無事に審査に通過すればカードが発行されます。
受け取り方法は以下の2通りの方法です。
- 郵送(配送)
- 店頭
郵送(配送)なら自宅にカードが届きます。
クレジットカードは転送不要となり転送届を出していても返送されてしまうため、引越しで住所変更がある場合は注意してください。
「本人限定受取」で送られてくる場合は、家族であっても本人以外が受け取ることはできません。
店頭受け取りができるカードの場合は、直接店頭に足を運んでカードを受け取ることができます。
受け取りの際には本人確認書類など指定のものを持参する必要があるので、受け取り前に確認しておきましょう。
クレジットカードの申し込み方法
ここでは人気のクレジットカードを例に、インターネット・店頭・郵送でのクレジットカードの申し込み方法を分かりやすく解説していきます。
クレジットカードの申し込みに必要なもの
前提として、クレジットカードを申し込む際には以下のものが必要となります。
カードによっては使える本人確認書類が異なる場合もあるので注意してください。
- 本人確認書類
- 引き落とし口座
- 親権者の同意(未成年の場合)
本人確認書類
本人確認書類として最もベターなのは運転免許証ですが、なければパスポートや写真付きのマイナンバーカードで代用できる場合もあります。
本人確認書類に記載の住所と現住所が異なる場合は、補助書類として公共料金の領収証書などが必要です。
引き落とし口座
引き落とし口座を設定するために、通帳やキャッシュカードを用意しておきましょう。
銀行印が必要となるカードもありますが、インターネットで引き落とし口座の設定ができるカードでは不要となる場合もあります。
親権者の同意(未成年の場合)
未成年がカードを申し込む場合は、電話または書面で親権者の同意確認が行われるので、必ず同意を得ておいてください。
インターネットでの申し込み方法(楽天カード)
ここでは楽天カードを例に、インターネットでのクレジットカードの申し込み方法を説明していきます。
楽天カード申し込みの流れをみていきましょう。
- 公式サイトの申し込みボタンから申し込みフォームに進む
- 必要事項を入力する
- 同意と確認を行う
- 申し込み完了
楽天カードの公式サイトにある「申し込みはこちらから」と書かれている赤色(楽天会員の方)または緑色(楽天会員でない方)のボタンから申し込みページに進んでください。
楽天会員であれば入力項目を省略することができます。
非会員の場合は緑色のボタンから申し込みページに移り、基本情報・勤務先情報・楽天会員登録情報を入力の上、規約の同意と内容の確認を行って申し込みを完了させてください。
基本情報のページでカードの国際ブランドやデザインを選択するので、予め決めておくとスムーズに申し込めます。
楽天カード発行までの日数は申し込み後約1週間です。
受け取り方法は郵送(配送)のみとなり、店頭で受け取ることはできません。
楽天カードは配達時に本人確認が行われるので、本人確認書類を提示して本人が受け取る必要があります。
▼詳細な申し込み方法はこちら
店頭での申し込み方法(セゾンカード)
ここではセゾンカードを例に、店頭でのクレジットカードの申し込み方法を説明していきます。
セゾンカードは、パルコやららぽーとなどにあるセゾンカウンターで申し込みと受け取りができるカードです。
店頭でカードを受け取る場合でも、インターネットで先に申し込みを済ませて審査時の待ち時間を短縮することもできます。
店頭で直接カードを申し込む場合は、営業時間内に以下の3点を持参して申し込んでください。
- 本人確認書類
- 金融機関の届け印
- キャッシュカードや通帳など(口座番号が書かれたもの)
カウンターのスタッフにクレジットカードを作りたいという旨を伝えて申し込みを行います。
沢山のカードがあるので、予め作りたいカードを決めておくと良いでしょう。
スタッフの指示に従って必要事項を記入(入力)していくだけで、分からないことがあれば質問できるので初心者の方にも向いています。
最短即日発行に対応したカードならその日のうちにカードを受け取ることが可能です。
カードの受け取りだけを店頭で行う場合は、上記の3点に加えて受付完了メールに記載されている「16桁の受付番号」も必要となります。
▼詳細な申し込み方法はこちら
郵送での申し込み方法(イオンカード)
ここではイオンカードを例に、申込書を使った郵送での申し込み方法を説明していきます。
イオンカードの申込書はイオンの店頭に設置されているほか、電話やインターネットで手に入れることも可能です。
- 店頭…サービスカウンター・イオン銀行ATM・WAONステーションなどに設置
- 電話…0120-223-212(固定電話)または0570-064-750(携帯電話・スマートフォン)
- インターネット(暮らしのマネーサイト)
電話の場合はいずれの電話番号も自動音声応答サービスに繋がるので、ガイダンスが流れたら以下のショートカットキーから希望の番号を入力してください。
- イオンカードセレクトの申込書…2711+#
- イオンカード(WAON一体型)の申込書…2712+#
- イオンSuicaカードの申込書…2716+#
申込書の書き方は申込書に添えられている記入例を参考にして、誤字脱字のないよう注意し綺麗な文字で記入してください。
イオンカードを郵送で申し込んだ場合は、申込書がカード会社に到着してから3週間~1か月後のカード発行となります。
▼詳細な申し込み方法はこちら
クレジットカードを申し込む際の注意点
多重申し込みによる「申し込みブラック」に注意
クレジットカードの利用や申し込みなどに関する履歴は、信用情報機関に記録されています。
審査に通るか分からないからといって複数枚のカードを同時期に申し込むなどクレジットカードの多重申し込みを行うと、お金に困っている人と疑われて審査落ちするケースがあるので要注意です。
カードはあまり高頻度で申し込まず、1か月に申し込む枚数は3枚までにとどめてください。
もし多重申し込みによって「申し込みブラック」という審査に通りづらい状態になった場合は、信用情報の記録が消える6か月間が経過してから改めて申し込みましょう。
申し込みは嘘を書かず正確に
申し込み内容は嘘を書かず正確に記載するのが基本です。
年収欄に記載する金額は手取りではなく、税金などを差し引かれる前の金額を記載しましょう。
四捨五入する程度の上乗せ(色付け)であれば問題視されませんが、年収は勤続年数や会社の規模などからある程度推測できるので、あまりにもかけ離れている場合は不審に思われる恐れがあります。
審査が不安な場合はキャッシングを希望しない
クレジットカードでお金を借りられるキャッシングを希望すると、貸金業法の審査も加わるため審査難易度が上がるため注意が必要です。
キャッシングが不要な場合や、審査が不安な場合はキャッシングを「なし(希望しない・0円)」にして申し込むと審査通過率がアップします。
これは、総量規制という制度によるもので、年収の3分の1を超える借り入れは規制されるため、楽天カードのように収入のない専業主婦はキャッシングが付けられないカードもあります。
リボ払いに注意
月々の支払い額を抑えられるリボ払いは、15%程度の金利手数料が発生する支払い方法です。
カードによっては「リボ払い専用」であったり、初期設定がリボ払いになっている場合もあるため注意してください。
リボ払いを利用するとポイント還元率がアップしたり、年会費割引などのサービスを受けられることもありますが、支払いが長期化しやすくデメリットも大きいのでリボ払いの利用はおすすめできません。
未成年がクレジットカードを申し込む場合は親権者の同意が必要
未成年の方がクレジットカードを申し込む場合は、親権者の同意が必要です。
未成年者単独では契約行為ができないためで、親権者に直接電話で意思確認を行ったり、親権者が署名と捺印を行った同意書の提出をもって同意確認が完了します。
親権者になりすまして電話に出たり、署名や捺印を偽造することは犯罪となりカードが作れなくなるので、必ず親権者の了承を得てから申し込んでください。
クレジットカードの選び方
クレジットカードの選び方のコツは、目的に合ったカードを見つけることです。
例えば、以下のようにカードを作る理由や目的を明確にすると選びやすくなるでしょう。
- ポイントが貯まりやすいカード
- 旅行保険が付いたカード
- 優待などの特典が充実したカード
- 年会費無料で作れるカード
平均的なクレジットカードのポイント還元率は0.5%といわれますが、最近では1.0%を超える高還元カードも続々と登場しています。
旅行保険が付いたカードであれば、海外旅行の際の病気やケガに備えられるので安心です。
優待特典があるカードは、スーパーや飲食店などでお得な割引があります。
年会費無料のカードであれば維持費をかけずにカードを持てるのがメリットです。
おすすめのクレジットカード
初めて作るクレジットカードとしてもおすすめの3枚をピックアップして、特徴やメリットなどをご紹介していきます。
いずれのカードも、カードで旅費を支払うことが条件となる最高2,000万円補償の海外旅行保険(利用付帯)が付いているので旅行の際にもおすすめです。
3つのコンビニやマクドナルドで還元率5倍の「三井住友カード」
三井住友カード
カードの特徴
三井住友カードが発行する人気の銀行系カード。セキュリティ面も定評があり、海外旅行保険も付いているため日本でも海外でも便利に使えるのが魅力。
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 初年度無料(2年目以降 税込1,375円) | 付帯保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | iD、PiTaPa、WAON(ApplePay利用可能) | ポイント | Vポイント |
おすすめポイント
- 3つのコンビニとマクドナルドでポイント還元率が5倍
- ネットショッピングはポイント還元率が最大20倍
- 最短3営業日発行が可能
3つのコンビニとマクドナルドでポイント還元率が5倍
三井住友カードは、ローソン・ファミリーマート・セブンイレブンという3つのコンビニと、マクドナルドで還元率5倍になりお得です。
カードのクレジット払いはもちろん、電子マネーのiDもポイント5倍の対象なので、サイン不要でスマートに会計を済ませることができます。
ポイントが貯まりやすい対象のコンビニが3つあるという点は他のカードにはないメリットなのでおすすめです。
ネットショッピングはポイント還元率が最大20倍
ポイントUPモールというポイントモールを経由してネットショッピングを利用すると、2倍~最大20倍のポイントが貯まります。
楽天カードは楽天市場以外のサイトでのポイントアップはありませんが、ポイントUPモールにはAmazonやYahoo!ショッピングなどの人気サイトも数多く参加しているので、使い方によっては楽天カード以上のポイントを獲得することも可能です。
最短3営業日発行が可能
三井住友カードは、最短3営業日発行に対応しています。
20歳以上の方が19時30分までに申し込み、オンラインで引き落とし口座の設定を行った場合に3営業日発行が可能です。この場合は約1週間でカードが届くので、急ぎでカードを作りたい時にも向いています。
常に1.0%以上のポイントが貯まりお得な「JCB CARD W」
JCB CARD W(ジェーシービーカードダブル)
カードの特徴
39歳以下・WEB入会限定のカード。ポイント還元率は常に1.0%以上という高還元で、対象店舗で利用すると更に還元率がアップする特典も。
発行会社 | ジェーシービー | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高100万円 |
電子マネー | - | ポイント | OkiDokiポイント |
おすすめポイント
- 通常ポイント還元率1.0%・セブンイレブンやAmazonは2.0%還元
- 無料で作れるETCカードの利用でも1.0%のポイントが貯まる
- 「Plus L」なら女性に嬉しい特典が充実
通常ポイント還元率1.0%・セブンイレブンやAmazonは2.0%還元
JCB CARD Wは、通常ポイント還元率が1.0%という人気の高還元カードです。
JCBオリジナルシリーズパートナーという対象店舗で利用すると更に還元率がアップするのが特徴で、昭和シェル石油は1.5%、Amazonやセブンイレブンは2.0%、スターバックスカードへのチャージなら5.5%還元となります。
日常的に利用するサービスも多いため、ポイントを貯めやすいのがメリットです。
無料で作れるETCカードの利用でも1.0%のポイントが貯まる
発行手数料・年会費ともに無料のETCカードの利用でも1.0%のポイントが貯まるのは大きな魅力です。
例えば、楽天カードのようにクレジットカードは無料でもETCカードは有料という場合もあるので、ETCカードを無料で作れるだけでもメリットでしょう。
「Plus L」なら女性に嬉しい特典が充実
JCB CARD Wには「JCB CARD W Plus L」という女性向けの特典が充実したカードがあります。
ホテルのランチビュッフェの優待など、時期によって変わる割引特典やプレゼント応募が利用できたり、女性向け疾病保険を割安な掛け金で追加できる点も安心です。
楽天トラベルはポイント2倍・楽天市場はポイント3倍の「楽天カード」
楽天カード
カードの特徴
入会キャンペーンも充実している11年連続顧客満足度調査No.1に輝いた人気のカード。カードの国際ブランドはAmerican Expressを含めた4ブランドから選択可能。
おすすめポイント
- 通常ポイント還元率1.0%・楽天サービスで還元率アップ
- 貯まったポイントは街のお店でも使える
- ディズニーやパンダなどかわいいカードも選べる
通常ポイント還元率1.0%・楽天サービスで還元率アップ
楽天カードは通常ポイント還元率も1.0%と高還元ですが、楽天サービスで還元率が更にアップするのが特徴。
楽天トラベルとRakoo加盟店では最大2倍・楽天市場と街の加盟店では最大3倍となり、例えばガソリンスタンドのENEOSでは2.0%還元となるのでガソリンカードとしても優秀です。
貯まったポイントは街のお店でも使える
カード利用で貯まったポイントは、マクドナルドや出光・ジョーシン・大丸百貨店など街のお店でも1ポイント=1円として使うことができます。
その他にも、楽天サービスで利用したり、ANAマイルや楽天Edyに交換することも可能です。
ディズニーやパンダなどかわいいカードも選べる
楽天カードの国際ブランドをJCBにするとディズニー・デザインのカードが選べるなど、ディズニーやお買いものパンダといったかわいいデザインカードを選べるのも楽天カードの魅力です。
人とは違ったかわいいカードを持ちたいという方にも向いています。