収入なしの学生はクレジットカードが作れないと思っていませんか?
実は、学生なら収入なしでもクレジットカードが作れます。
今やクレジットカードはネットショッピングやスマホ代の支払い、毎日のショッピングと学生にも欠かせない存在です。
そこで今回は、収入なしの学生がクレジットカードを作れる理由や、おすすめの学生向けカードを分かりやすく紹介していきます。
目次
クレジットカードの審査とは?
学生や社会人といった職業やカードの種類を問わず、申し込み時には必ずカード会社による入会審査が行われます。
審査でチェックされるのは、主に以下の3点です。
- 資力(Capacity)
- 性格(Character)
- 資産(Capital)
この3つの項目は頭文字を取って「3C」と呼ばれます。
資力では返済能力が重視され、性格では返済日を守ってくれる人物かどうかがみられます。
資産は万が一の場合に担保とできる資産があるかどうか、例えば不動産や貯蓄等をチェックされるのが一般的です。
申し込み時にはこれらを評価するための情報を入力(記入)する必要があり、採点方式で審査が行われます。
審査で評価が高いのは公務員や正社員
クレジットカードの審査で最も重視されるのは返済能力のため、収入が安定している公務員や正社員の評価が高くなります。
その反対に、フリーターなど不安定な職業の方や、無職になると審査通過が厳しくなるので注意が必要です。
ゴールドカードなどカードによっては申し込み資格に「安定継続収入がある方」と明記されている場合もあるので、申し込みの際にはまず申し込み資格をクリアしているか確かめておきましょう。
「学生専用」と書かれたカードや、学生でも申し込みOKと書かれているカードなら大丈夫です。
未成年がカードを申し込む場合は親権者の同意が必要
どのカードを申し込む場合でも、申し込みの際には親権者の同意を得る必要があります。
カード会社によって対応は異なりますが、書面または電話で親権者に直接同意確認を行うのが一般的です。
親権者の同意を得ずにカードを持つことはできないので予め承諾を得ておきましょう。
未成年者のカード申し込み時に親権者の同意を得るのは、カード契約などの行為を取り消せないようにするためであり、カード会社の損失を最小限に抑えるのが目的です。
学生なら収入なしでもクレジットカードが作れる
社会人になると審査の際に収入がチェックされますが、学生なら収入なしでもクレジットカードが作れます。その理由は「親の援助」と「カード会社による青田買い」です。
通常、クレジットカードを利用した場合はカードを持つ本人に支払い義務が生じますが、返済ができなくなった場合にカード会員が学生の場合は学校に通わせられるだけの財力があるとみなされるため、万が一の際には親に援助(弁償)してもらえるという安心感があります。
もうひとつの「カード会社による青田買い」とは、将来的にカードを使い続けてくれる可能性のある学生を早い段階から囲い込んで、長期的に収益を確保したいというカード会社の思惑です。
学生の頃から同じカード会社を利用し続けていると上位カードを持ちやすくなるので、学生側にもメリットがあります。
学生のうちは限度額が10万円~30万円になるのが一般的
学生のうちは収入があっても高い限度額のカードを持つことはできません。
カードにもよりますが、10万円~30万円程度の限度額になるのが一般的です。
複数のカードを持てば10万円+10万円というように実質的に限度額をアップさせることはできますが、2枚目のカードはやや審査が厳しくなり、カードの使いすぎの心配も出てくるのであまりおすすめはできません。
学生がクレジットカードを申し込む場合の収入欄の書き方
学生といっても、学業に専念している方もいればアルバイトで収入がある方もいます。
また、実家からの仕送りがある場合も収入に含めるか迷うところです。
そこで、学生がクレジットカードを申し込む際の収入欄の書き方をまとめました。
アルバイトをしている学生の場合
アルバイトの収入は年収欄に記入してOKです。
嘘や虚偽記載は審査落ちの原因となりますが、1円単位で厳密に申告する必要はないので、平均のバイト代×1年分という計算で記載しましょう。
アルバイトを始めたばかりの場合は予想年収でも大丈夫です。
短期バイトについては、毎月コンスタントに収入があれば記載してOKですが、安定した収入とはいえない場合は年収に含めません。
仕送りがある学生の場合
仕送りがある学生の場合も年収として記載できます。
仕送りを受けながらアルバイトもしている場合は「バイト代+仕送り」の1年分という計算で記載しましょう。
収入なしの学生の場合
前述のとおり、学生のうちは収入なしでも親の信用力でカード審査を通過することができます。
アルバイトをしていない場合や、単発のアルバイトしかしていない場合、収入欄は正直に「0円」と記載してください。
学校を卒業すると収入なしの状態でクレジットカードを申し込むのは難しくなるので、進路に不安がある方はカード審査に通りやすい学生のうちに申し込んでおくのが正解です。