三井住友カード
カードの特徴
世界シェアNo.1のVISAブランド。初めてクレジットカードを持つ人でも安心して利用できるセキュリティ性が高い「銀行系カード」のジャンルに入る。
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 初年度無料(2年目以降 税込1,375円) | 付帯保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | iD、PiTaPa、WAON(ApplePay利用可能) | ポイント | Vポイント |
三井住友カード・三井住友カード Aは、セキュリティ面でも定評がある三井住友カードの銀行系クレジットカードです。
世界シェアナンバーワンのVISAブランドのため、国内はもちろん海外でも便利に使えて、人前に出しても恥ずかしくないカードとして人気があります。
目次
新しくなった三井住友カード
三井住友カードは2020年2月3日、30年ぶりにカードデザインが一新されました。
カード名称は「三井住友クラシックカード」→「三井住友カード」に変更になり、1990年より三井住友カードのデザインにはパルテノン宮殿が使われていましたが、従来のパルテノン宮殿のデザイン1種類のみから一新してスタイリッシュなグリーンのデザインとシルバーのデザインの2種類から選べるようになりました。
▼2020年2月3日に新デザインになったのは以下のカードです。
- 三井住友カード プラチナ VISA/Mastercard
- 三井住友カード ゴールド VISA/Mastercard
- 三井住友カード プライムゴールド VISA/Mastercard
- 三井住友カード VISA/Mastercard
三井住友カードに伴い「三井住友カードゴールド」「三井住友プライムゴールド」も新しいデザインと名称変更されています。
三井住友カード Aは2020年の3月以降に「三井住友クラシックカード A」→「三井住友カード A」に名称変更になり、スタイリッシュなシルバーのデザインに変更になります。
その他のカード、「三井住友アミティエカード」「三井住友デビューカード」「三井住友エグゼティブカード」「三井住友RevoStyle」も2020年3月以降デザインや名称が一部変更になりました。
既存会員は無料でデザイン変更手続きが可能
既存会員には新規入会キャンペーンは適用されませんが、新しいカードデザインをすぐに使いたい場合は三井住友カードのホームページより無料で変更(再発行)することが可能です。
無料でデザイン変更できるのは2020年7月末日までとなっているため、はやめに申し込みするのがおすすめです。それ以降は「プラチナ・ゴールド・プライムゴールド:無料」「その他のカード:1,100円(税込)」のデザイン変更料がかかります。
年会費は条件を満たせば無料
三井住友カードは年会費1,375円(税込)、三井住友カードAは1,650円の年会費が必要になりますが、年間の利用料金などの条件を満たせば無料で使い続けることが可能です。
どちらもインターネットからの申し込みで初年度は年会費無料で使えます。
年会費無料にする詳しい条件は「年会費」の見出してご説明していきます。
日本初カード番号が裏面に
従来のクレジットカードであればおもて面にカード番号が記載されていますが、新しく生まれ変わった三井住友カードでは、
凹凸したエンボス加工のカード番号表記は無くなり、日本ではじめてカードの裏面に番号が記載されるようになりました。
カード番号が裏面表記になったことで、利用時に店員や他人にカード番号が見えづらく、盗み見対策により安全性が向上しています。
VISAブランドを選んだ場合には、「VISAクイックリード」と呼ばれる4列4段でカード番号が表記になり、カード持ち主には読みやすくカード番号入力の際に便利なデザインになっています。(Master Cardブランドの場合は非対応のため横一列表記)
また、VISAブランドなら事前登録不要でタッチ決済にも対応しています。
最短5分で審査終了後、即時利用も可能に
2020年3月、カードリニューアルに伴いWEBから三井住友カードを申し込むと最短5分でカード番号が発行されるようになりました。(三井住友カード Aは対象外)
対象のカードは以下です。
- 三井住友カード
- 三井住友カード(学生)
- 三井住友デビュープラス
従来の三井住友カードではカード発行まで最短でも3営業日となっていましたが、審査通過後即カード番号が発行され、カードが手元に届くのを待たずにネットショッピングなどに即利用可能になります。(未成年は即時サービス利用不可)
また、ApplePayやGooglePayのモバイル決済に申し込むことで実際に街中の店舗でも利用可能です。
即時利用するためには、9:00〜19:30までの申し込みが対象となり、それ以降の申し込みに関しては翌日9:00以降の審査開始となるため注意しましょう。
以下に該当する場合にも即時サービスが利用できません。
▼公式サイトより即時サービスが利用不可になる場合▼
使いすぎを防ぐ機能などアプリの大幅アップデートも
2020年3月より三井住友カードアプリ「Vpass」の大幅アップデートが行われ、アプリサービスでカード利用通知により使いすぎ防止を防げるサービスが開始されました。自分で設定した限度額を超えるとお知らせしてくれるサービスや、万が一クレジットカードを紛失した際にアプリ上から簡単にカードの利用制限をかけられるようになりました。
新機能として発表されたのは以下の機能です。
- カードを使うたびにアプリに通知が届く、『ご利用通知サービス』
- 設定したご利用金額を超えるとプッシュ通知でお知らせ、『使いすぎ防止アラート』
- 三井住友プリペイドカードと連携することで、利用明細やチャージが可能
- 毎月の支出の振り返りができる、『支出レポート』
- カードを使うたびに貯まるスタンプを集めてプレゼントがもらえる、『スタンプカード』
- キャッシュレスに関する記事を掲載、『コラム』
年会費
三井住友カードの年会費は初年度無料の1,375円(税込)、三井住友カード Aの年会費1,650円(税込))です。どちらのカードも初年度はインターネット入会で年会費無料となり、翌年以降は条件付きで年会費無料となります。
年会費が無料になる条件とは?
2年目以降に三井住友カード・三井住友カード Aの年会費が無料になる条件は「前年度利用累計額300万円以上」と、次の見出しで紹介するリボ払いの登録で、三井住友カードの場合は、学生は在学中年会費無料(三井住友カード Aは275円(税込))になります。年会費が割引となる条件と割引後の年会費は以下の通りです。
三井住友カード ネット入会で初年度年会費無料(通常年会費1,375円) |
三井住友カード A (通常年会費1,650円) |
|
---|---|---|
前年度利用累計額100~300万円未満 (WEB明細書サービス利用なし) |
次年度半額+550円割引 | 次年度半額+550円割引 |
前年度利用累計額100~300万円未満 (WEB明細書サービス利用あり) |
次年度半額 | 次年度半額 |
学生 | 在学中年会費無料 | 卒業予定年まで275円 |
「マイ・ペイすリボ」設定と年1回のカード利用で年会費無料になる!
三井住友カード・三井住友カード Aともに、2年目以降は「マイ・ペイすリボ」の登録とカードでの「マイ・ペイすリボ」ショッピング利用(年1回以上)で年会費無料になります。リボ払いは月々の支払いが抑えられる一方で、支払いが長期間に及んで手数料がかさむ点には注意しましょう。
三井住友カードと三井住友カード Aのリボ払い手数料は実質年率15.0%となっています。
リボ払い手数料が気になる人へおすすめの対策方法
リボ払いの手数料が気になる方におすすめの対策は、リボ払いを実質的に一括払いにしてしまう方法です。マイ・ペイすリボの支払い額は自分で設定することができるのですが、リボ払いの毎月の支払い額をカードの限度額と同じ額にしておけばリボ払い手数料が発生しません。
マイ・ペイすリボの支払い額の設定(変更)は、三井住友カードのVpassという会員ページにログインすると手続きができます。
ETCカード年会費
ETCカードの年会費は、初年度無料で2年目以降は通常550円(税込)ですが、前年度に一度以上ETCの利用があれば無料で持つことができます。
ポイント還元率
三井住友カードのポイントプログラムは「Vポイント」という名前で、三井住友カード・三井住友カード Aともに、税込200円の利用につき1ポイント(1ポイント=1円分)が貯まるポイント還元率0.5%のカードです。
家族会員の利用金額とポイントは本会員とまとめられ、ポイント付与月は1回払いの場合は請求月となり、2回払いなど分割やリボ払いの場合は初回の引き落とし月となっています。
ポイント最大20倍!「ポイントUPモール」を有効活用してポイントをお得に貯める
三井住友カード・三井住友カード Aでより多くのポイントを貯めるコツが「ポイントUPモール」の有効活用です。
ポイントUPモールとは、三井住友カードが運営しているインターネットのショッピングモールで、サイトを経由してネットショッピングをするだけで最大20倍のポイントが貯まります。
三井住友カード会員でVpassに登録していれば特別な手続きなしで利用でき、楽天市場やAmazonをはじめ、Apple公式サイトやビックカメラなど人気のショップが多く参加してるので使いやすい点もメリットです。期間限定でポイントがアップしていることもあるので一度覗いてみて下さい。
■ポイント還元率が1.0%(2倍)になるサイト例
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- ポンパレモール
- ベルメゾンネット
- Apple Store
- TSUTAYAオンライン
- 楽天トラベル
- GUオンラインストア
■ポイント還元率が1.5%(3倍)になるサイト例
- LOHACO
- ヤマダモール
- ビックカメラ.com
- JTB
- るるぶトラベル
- ABC-MART.net
■ポイント還元率が2.0%(4倍)になるサイト例
- セブンネットショッピング
- グルーポン
■ポイント還元率が2.5%(5倍)になるサイト例
- 爽快ドラッグ
サイトはあくまでも一例で、数多くのサイトでポイント還元率がアップしています。
「ココイコ!」でもお得にポイントを貯められる
ポイントUPモールはインターネット通販のサービスなのに対して「ココイコ!」は実店舗のサービスです。事前にエントリーをして街のお店でカードを利用すると、ポイントやキャッシュバックの特典が受けられます。
対象となる主なお店は以下の通りです。
- 大丸
- 高島屋
- 東急百貨店
- 三井アウトレットパーク
- 東急ハンズ
- 洋服の青山
- コナカ
- ステーキ宮
- かっぱ寿司
エントリーこそ必要ですが、大丸や東急ハンズなどでポイント3倍・1.0%キャッシュバックとなりお得にショッピングが楽しめます。
リボ払いをうまく使ってポイント2倍に
三井住友カード・三井住友カード Aでリボ払いの「マイ・ペイすリボ」を利用すると、リボ払い手数料の請求があった月はポイントが2倍付与されます。
リボ払い手数料の金額に関わらず、全ての利用代金に対してポイントが2倍付与されるのでポイントが貯まりやすくなります。とはいえ、リボ払い手数料は15.0%と高額なので少額の利用にとどめておきましょう。
年間利用額によってボーナスポイントをゲットできる
年間利用額に応じてボーナスポイントがもらえる点も魅力です。
ステージ条件やボーナスポイントの獲得条件、還元率などをまとめました。
ステージ条件 | ボーナスポイント獲得条件 | ボーナスポイント還元率 | 還元率合計 |
---|---|---|---|
ステージ:V1 年間利用額50万円以上 |
50万円利用で50ポイント加算、以降10万円ごとに10ポイント加算 | 0.05% | 0.55% |
ステージ:V2 年間利用額100万円以上 |
50万円利用で75ポイント加算、以降10万円ごとに15ポイント加算 | 0.075% | 0.575% |
ステージ:V3 年間利用額300万円以上 |
50万円利用で150ポイント加算、以降10万円ごとに30ポイント加算 | 0.15% | 0.65% |
年間利用額は前年2月~翌年1月の累計金額となります。例えば、ステージV1(年間利用額50万円以上)であれば、ひと月あたり約42,000円の利用で達成できます。
ステージV2(年間利用額100万円以上)でもひと月あたり83,000円なので、メインカードとして公共料金の支払いや生活費の支払いに利用していれば難しい額ではありません。
様々な支払いを1枚のカードに集約すると、ポイントが貯まりやすくなり家計の管理も楽になるというメリットがあります。
ポイント交換先が多彩!
三井住友カード・三井住友カード Aで貯めたポイントは交換先が豊富なのもメリットです。キャッシュバックや他社ポイントやANAなど航空会社のマイレージへの移行、商品への交換など多くの使い道が用意されています。
交換先によってはポイント還元率が減ってしまう点には注意が必要です。
商品名 | 必要最低ポイント数 | 移行先の金額 | ポイント還元率 |
---|---|---|---|
キャッシュバック | 200ポイント | 600円 | 0.3% |
WAONポイント | 200ポイント | 1,000円 | 0.5% |
楽天ポイント | 200ポイント | 1,000円 | 0.5% |
au WALLETポイント | 200ポイント | 1,000円 | 0.5% |
dポイント | 200ポイント | 1,000円 | 0.5% |
VJAギフトカード | 1,100ポイント | 5,000円 | 0.45% |
Tポイント | 200ポイント | 900円 | 0.45% |
Ponta ポイント | 200ポイント | 900円 | 0.45% |
nanacoポイント | 200ポイント | 600円 | 0.3% |
PiTaPaショップdeポイント | 200ポイント | 1,000円 | 0.5% |
タリーズカード ポイント | 200ポイント | 800円 | 0.4% |
スターバックスカード | 200ポイント | 800円 | 0.4% |
Amazonギフト券 | 200ポイント | 1,000円 | 0.5% |
ベルメゾン・ポイント | 200ポイント | 1,000円 | 0.5% |
なお、商品への交換やマイレージへの移行(交換)は200ポイントから可能です。ポイントの交換にはカードの有効期限とセキュリティコードの入力が求められるのでカードを用意してから申し込みましょう。
ポイントの有効期限について
カードで貯めたポイントの有効期限はポイント獲得月から2年間となっています。ゴールドカードになると3年、プラチナカードになると4年に延長されます。
楽天カードのようにポイントを使っても有効期限は延長されないので、貯めっぱなしにするのは禁物です。
カード発行のための入会審査
申し込み資格
三井住友カード・三井住友カード Aの申し込み資格は、高校生を除く満18歳以上の方です。未成年の方がカードを申し込む場合は親権者の同意を得る必要があるので注意しましょう。
ゴールドカードのように収入に関する記載はないことから、過去にトラブルがなければ収入が低い方や無職の方でも審査に通る可能性はあります。
審査難易度
クレジットカードは発行会社によって審査難易度が変わってきます。
スーパーや百貨店などが発行している「流通系」のカードは審査難易度が比較的低いとされていますが、三井住友カード・三井住友カード Aを発行している三井住友カードは「銀行系」なので、流通系と比べるとやや審査難易度は高いといえるでしょう。
三井住友カード・三井住友カード Aは三井住友カードの中では一般向けの通常カードなので、ゴールドカードなどの上位カードと比較すると審査のハードルは低くなっています。
満18歳以上で過去にトラブルを起こしたことがなく、ある程度の収入があれば審査はクリアできるでしょう。
三井住友カードのデビュープラスカードはクレヒス(カードやローンの利用履歴)がなくても持てるので、三井住友カード・三井住友カード Aもそこまで審査のハードルは高く設定されていないと思われます。
三井住友カードの審査に通過した人の属性
三井住友カードに申し込んで審査通過した人からアンケートを取って、申し込み当時どのような属性(年収や職業、年齢など)だったのかを回答してもらいました。
「三井住友カードに申し込みたいけど、審査に通るか不安・・・」という方は自分と似た属性の人をチェックしてみてください。
年収1円~100万円未満の20代男性
職業 | 勤続年数 | 配偶者の有無 | 住居 |
---|---|---|---|
学生 | 会社には属していなかった | 配偶者なし | 賃貸 |
本人年収 | 本人以外の年収 | 審査結果が届くまでの期間 | キャッシング枠 |
1円~100万円未満 | 400万円~500万円未満 | 2,3日以内 | 0円 |
クレカまたはローンの支払い延滞の有無 | |||
滞納したことはない。 |
学生という立場であれば会社に属していなくても審査通過はしやすくなっています。
アルバイトなどで少しでも収入があればさらにプラス評価になるので、月収×12か月分の年収を記載して申し込むのがおすすめです。
年収200万円~300万円未満の30代女性
職業 | 勤続年数 | 配偶者の有無 | 住居 |
---|---|---|---|
会社員 | 10年未満 | 配偶者なし | 賃貸 |
本人年収 | 本人以外の年収 | 審査結果が届くまでの期間 | キャッシング枠 |
200万円~300万円未満 | 0円 | 2週間以内 | 0円 |
クレカまたはローンの支払い延滞の有無 | |||
遅れたり滞納したことはありません。 |
クレジットカード審査においては年収よりも「収入の安定性」が重要視される傾向にあるため、この申込者さんのように正社員としての勤続年数が長いと信用度が高くなります。
また、これまで他のカードを所持していた場合に滞納せずにいることでも「クレジットヒストリー」が貯まり高評価になります。
年収600万円~700万円未満の50代男性
職業 | 勤続年数 | 配偶者の有無 | 住居 |
---|---|---|---|
会社員 | 3年~5年 | 配偶者あり | 賃貸 |
本人年収 | 本人以外の年収 | 審査結果が届くまでの期間 | キャッシング枠 |
600万円~700万円未満 | 600万円~700万円未満 | 1週間以内 | 不明 |
クレカまたはローンの支払い延滞の有無 | |||
なし |
年齢が50代と高くなっても、正社員として働き、収入も多いという方であれば審査通過が可能です。
▼三井住友カードに審査通過した人の属性をもっと見る
カード番号発行までの最短期間は5分
三井住友カード・三井住友カード Aの実物のカード発行までの日数は最短3営業日ですが、
冒頭でも解説した通り、2020年3月よりカードデザインが一新され審査通過後最短5分でカード番号が発行されるようになります。
発行されたカード番号を入力すればすぐにネットショッピングで利用することが可能となり、ApplePayやGooglePayのサービスに登録することで実店舗での決済も実カードの登録を待たずに利用することができます。
最短でカードを発行するには、以下の条件をクリアする必要があります。
- 公式サイトからインターネット申し込みを行う
- オンラインで口座振替の設定を完了させる(らくらく発行)
- 申し込みは19時30分までに完了させる
土日祝日や年末年始などの期間はカード発行までの日数が延びてしまうので注意しましょう。3日でカードが発行できれば1週間程度で自宅に届きます。ネット+郵送で申し込んだ場合は、カード会社に書類が届いてから2週間~3週間かかってしまうので、急ぎの場合はインターネットで申し込みましょう。
オンラインで口座振替の設定ができる金融機関は三井住友銀行・ゆうちょ銀行・イオン銀行などの大手をはじめ地方銀行も対応していますが、中には手続きができない金融機関もあるので気を付けて下さい。
利用できる電子マネー
三井住友カードiDは3タイプから選べる
後払い方式で簡単に支払いができることで人気の電子マネー「iD」は、携帯型(おサイフケータイ)・クレジットカード一体型・専用カードの3種類から選べます。
iDの利用でもポイントが貯まるので、コンビニなど少額の支払いも無駄にすることなくポイントが貯まるのがメリットです。
Apple Payが利用可能
iPhoneやApple Watchで支払いができるApple Payに対応しています。全国にあるiDが使える店舗で利用できるので、iPhoneユーザーは設定しておくと便利です。
利用方法は「iD支払いで」と申し出て、Touch IDに指を乗せて端末にiPhoneをかざすだけなのでスピーディーに支払いができ、安全性の高さも評価されています。
追加カードを作って電子マネーを活用
三井住友カード・三井住友カード Aは、WAONやPiTaPaといった電子マネーや、ネット通販をより安全に利用できるバーチャルカードを追加カードとして発行できます。
- WAON…年会費無料(発行手数料300円)
- PiTaPaカード…年会費無料(発行手数料無料)
- バーチャルカード…初年度無料(翌年度以降は税込330円)
PiTaPaカードは1年間に一度も利用しなければ維持管理料として1,100円(税込)が発生する点には注意が必要です。基本的に電子マネーのチャージではポイントは貯まりません。
三井住友カード・三井住友カード Aの違いは?機能を比較
三井住友カードには「三井住友カード」と「三井住友カード A」がありますが、どこが違うのか気になりますよね。
簡単に言うと「三井住友カード」は海外旅行保険がついているものの、充実しているとは言えない分年会費が安いのに対し、「三井住友カード A」は海外旅行保険が充実している分年会費が高くなっている、という違いがあります。
比較してみると以下の表のようになります。
三井住友カード | 三井住友カード A | |
---|---|---|
年会費 | 初年度年会費無料・ 翌年度以降税込1,375円 |
初年度年会費無料・ 翌年度以降税込1,650円 |
VISAとMastercardを申し込んだ場合の2枚目の年会費 | 275円 | 275円 |
家族会員(家族カード)年会費 | 1人目同時申し込みで永年無料・ 2人目以降440円(税込) |
初年度年会費無料・ 翌年度以降550円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% |
旅行保険 | 最高2,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯) | 最高2,500万円の海外・国内旅行傷害保険 (自動付帯+利用付帯) |
詳しい保険の補償内容については次の「付帯保険」の項目で解説しますが、特に注目すべきは三井住友カードが「利用付帯」なのに対し、三井住友カード Aは「自動付帯」になっている点です。
「利用付帯」は旅費をカード決済しなければ保険が適用されませんが、「自動付帯」であればカードを所持しているだけで保険が適用できるので他のカードと合算で保険が適用されるなどのメリットがあります。
日本と比べると海外は医療費が何倍も高いので、海外に行く機会がある方は基本的に「三井住友カード A」をおすすめします。
付帯保険
海外旅行傷害保険
三井住友カードと三井住友カード Aでは海外旅行傷害保険の補償内容が異なり、三井住友カード Aの方が手厚くなっています。年会費の差はわずか275円なので、海外をよく訪れるという方には三井住友カード Aがおすすめです。
補償内容 | 三井住友カード | 三井住友カード A |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円(利用付帯) | 最高2,500万円(うち自動付帯300万円・利用付帯1,700万円) |
傷害治療費用(1事故の限度額) | 50万円 | 100万円 |
疾病治療費用(1疾病の限度額) | 50万円 | 100万円 |
賠償責任(1事故の限度額) | 2,000万円 | 2,500万円 |
携行品損害 [自己負担:1事故3,000円] (1旅行中かつ1年間の限度額) |
15万円 | 20万円 |
救援者費用(1年間の限度額) | 100万円 | 150万円 |
比較してみると傷害・疾病治療費が三井住友カード Aは倍になっていて、賠償責任も500万円アップしていることが分かります。
傷害死亡・後遺障害の最高補償額は同じですが、傷害死亡・後遺障害の項目で三井住友カード Aはカードを使っていなくても補償の対象となる「自動付帯」で300万円の補償が受けられるのがメリットです。
三井住友カード Aをツアー代金や航空券などの旅費の支払いに使っていれば最高2,500万円の補償が受けられます。対して、三井住友カードは旅費をカードで決済している必要がある「利用付帯」なので、旅費の支払いにカードを使っていなければ補償が受けられません。いずれも補償期間は3か月間となっています。
国内旅行傷害保険
三井住友カード Aのみ最高2,000万円補償の国内旅行傷害保険が付帯しています。
自動付帯分300万円+利用条件分1,700万円を合わせた額となっていて、旅費を三井住友カード Aで支払っていれば最高2,000万円補償となります。
補償内容については傷害死亡・後遺障害のみとなり、入院や通院・手術に関する補償はありません。
ショッピング補償がついているのも魅力的
三井住友カード・三井住友カード Aの両方に、カードで購入した商品の破損や盗難を補償してくれるショッピング保険が付帯しています。
年間100万円まで補償があり、補償の対象となるのは海外でのショッピング分と、国内でのリボ払い・3回以上の分割払いとなっていて一括払いには適用されません。
デメリット
ポイント還元率が低い
楽天カードやオリコカードザポイントなど、近頃は年会費無料でもポイント還元率が1.0%以上のクレジットカードも多い中、0.5%の還元率はどうしても見劣りしてしまいます。還元率をアップさせるにはポイントUPモールやココイコ!の利用、マイ・ペイすリボの利用など工夫が必要です。
ポイント還元率よりも銀行系カードというステータス性や、セキュリティ面を重視する方には向いているカードといえるでしょう。
カード発行に時間がかかる
エポスカードやセゾンカードなど、流通系カードの中には即日発行ができるカードもありますが、三井住友カード・三井住友カード Aは発行までに最短3日となっていて、手元に届くまでに早くても一週間程度の時間がかかってしまいます。
リボ払いの活用が必要になるというリスク
2年目以降も年会費無料で使う方法のひとつが「マイ・ペイすリボ」への登録と利用で、リボ払いを利用するとポイント還元率もアップしますが、リボ払いは手数料がかさむためできれば使いたくないという方も多いでしょう。
年会費を節約するつもりがリボ払い手数料の方が高くなってしまうというケースも考えられるので、使いこなすのは少し難しいかもしれません。
海外旅行保険が不要な未成年・学生はデビュープラスカードがおすすめ
三井住友カード デビュープラス
カードの特徴
18歳~25歳まで限定の若い人専用「三井住友カード」。一般カードの2倍ポイントが貯まる上、入会から3か月間はポイントが5倍など、ポイントを貯めやすい仕組みが豊富。
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 初年度無料(二年目以降 税込1,375円)、年に一度でも利用すれば年会費無料 | 付帯保険 | ショッピング保険 最高100万円 |
電子マネー | iD、PiTaPa、WAON(ApplePay利用可能) | ポイント | Vポイント |
三井住友カードには、18歳~25歳の若い人限定で持てる「デビュープラスカード」があります。デビュープラスカードはポイント還元率が通常カードの2倍の1.0%となっているのが特徴で、入会後3か月間はポイント5倍になる特典も人気です。
デビュープラスカードはショッピング保険は付きますが、旅行保険は付いていないので、旅行や留学で海外に行く予定がある方は三井住友カード Aを選ぶか、デビュープラスカードをメインカードにしてサブカードとして海外旅行保険が自動付帯となるエポスカードなど別のカードを持つと良いでしょう。
三井住友カードやデビュープラスカードはプロパーカードのため上位カードが狙える
プロパーカードとは、カード会社が独自に発行するクレジットカードのことで、ゴールドカードやプラチナカードなどの上位カードがあるためランクアップが狙えます。
また、提携カードのように提携先との契約切れでカードが使えなくなるというリスクもないため安心して持つことができます。
三井住友カード・三井住友カード A・デビュープラスカードはプロパーカードなので、将来ゴールドカードなどのステータスカードを持ちたい方のステップアップ用カードとしてもおすすめです。デ
ビュープラスカードなら、26歳以降の更新でプライムゴールドカードに自動的にランクアップするので、若いうちからゴールドカードを持つことができます。
三井住友カードの基本情報
三井住友カード
カードの特徴
世界シェアNo.1のVISAブランド。初めてクレジットカードを持つ人でも安心して利用できるセキュリティ性が高い「銀行系カード」のジャンルに入る。
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 初年度無料(2年目以降 税込1,375円) | 付帯保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | iD、PiTaPa、WAON(ApplePay利用可能) | ポイント | Vポイント |
三井住友カードユーザーの口コミ・評判
三井住友カードを実際に使っている人に、どういう理由でこのカードを選んだのか、メリット・デメリットに感じている点はどこなのかというアンケートを取って回答してもらいました。

貯まったポイントをAmazonポイントに交換したり、欲しい品物と交換できる点が魅力だと感じています。
このカードのデメリットは特にないのですが、アプリなどを利用して家計簿の管理をしてはいるけど現金と比べるとお金を使った実感がないため、請求額で驚いたことが何度かあります。

一般的なクレジットカードと比較するとポイントが貯まりにくいと感じることがあるのがデメリットだと思います。

これといった目立ったメリットは感じないですが、VISAなので海外ではどこでも使えたのが良かったです。
デメリットとしては、年会費がかかるのが残念。