毎日の買い物やインターネットショッピング、スマートフォンのゲームアプリの課金など、インターネット上のサービスを利用する時にも持っていると何かと便利なのがクレジットカードです。今や一人1枚は当たり前、何枚ものクレジットカードを持っているという方も少数派ではないでしょう。
現金だけでは何かと不便を感じる場面もあるため、カードを作ろうと考えている方も多いかと思いますが、学生さんなど初めてクレジットカードを作る際、申し込みに必要なものや書類がある事をご存知ですか?
今回はクレジットカードを申し込むのが初めてだという方向けに申し込み方法や必要となるもの、用意するべき書類をご紹介していきます。
目次
本人確認書類(身分証明書)
まず、クレジットカードを申し込む際の必要書類として最も重要なのが、本人確認書類といわれる身分証明書の類です。運転免許証(もしくは運転経歴証明書)を持っているのであれば顔写真も入っているためそれが一番身分証明書として適していますが、運転免許証を持っていないという場合は別の書類を用意しなければいけません。
例えば、三井住友カードを申し込む場合を見てみると、ホームページには「パスポートの写真が印刷されている面及び最終ページの住所記載面」または「健康保険証の氏名と生年月日、住所のページ(カード型の場合は両面)」または「発行日から6ヶ月以内の住民票の原本または写し」のいずれか1点のコピーが必要となる旨が記載されています。いずれの場合も氏名と生年月日、住所が書かれているページを用意しましょう。
クレジットカードの会社によってはマイナンバーカードや住民基本台帳カードなどを本人確認書類として使える場合もありますが、写真のない身分証明書だけを提出した場合や、提出した身分証明書とクレジットカードの申し込み書の住所が異なる場合は追加で発行後6カ月以内の公共料金(電気・水道・ガス・NHK)の領収証や社会保険料の領収書、国税や地方税の領収書のいずれかが必要となります。
引き落とし口座(銀行口座・ゆうちょ口座)
クレジットカードを利用するには、当然利用代金をまとめて支払うための引き落とし口座が必要となります。都市銀行や地方銀行、信用金庫といった銀行口座もしくは郵便貯金(ゆうちょ)の口座をクレジットカードの申し込み前に用意しておきましょう。
インターネットバンキングの口座なら持っているという方もおられるかと思いますが、クレジットカード会社によっては楽天銀行などネット専業の銀行には対応していないというケースもあるため、銀行かゆうちょの口座を用意しておくのがベターです。
なお、銀行やゆうちょの口座を持っていない場合はクレジットカードを申し込む前に予め口座を開設しておきましょう。銀行によっては店頭だけではなく、郵送やインターネットから口座開設の手続きができますので、上手に利用しましょう。
銀行やゆうちょの口座を開設する時には印鑑(銀行印)、免許証やパスポートなどといった本人確認書類が必要となり、クレジットカードの申し込みと同様、健康保険証など顔写真のないものは住民票の写しや発行後6カ月以内の公共料金の領収証などが必要となり、銀行によっては現金も用意する必要があります。
銀行印(銀行届け印)
銀行印もクレジットカードの申し込みに必要となってきます。
銀行印とは、銀行口座もしくはゆうちょの口座を開設する際に届出印として登録した印鑑の事で、本人確認の意味合いもあるためクレジットカードを作る際にも銀行印は必須アイテムとなります。
よく似た印鑑に実印がありますが、実印は役所で印鑑登録を行った印鑑の事で、対して銀行口座の開設時に登録した印鑑が銀行印となります。
銀行印は印鑑を取り扱うお店で作る事ができますが、実印や銀行印として販売される印鑑は認め印とは違い、複製しづらいように複雑な陰影で彫られているのが特徴です。
使用中に割れたり欠けたりしない丈夫な素材のものを選びましょう。
実印と銀行印に明確な違いはなく、実印として販売されている印鑑を銀行印として使う事もできますが、セキュリティの面からも印鑑の兼用はおすすめできませんので、実印は実印、銀行印は銀行印と完全に分けて使うようにしましょう。
女性の場合は結婚や離婚などによって苗字が変わる可能性があるため、下の名前で銀行印を作るという方も多く、下の名前は苗字よりもバリエーションが豊富なため、印鑑を複製されてしまうというリスクを下げる事もできます。
また、銀行印を持っていなくても申し込みができるクレジットカードもあります。楽天カードやセゾンカード インターナショナル、エポスカードであれば銀行印がなくてもクレジットカードを申し込む事が可能です。銀行印を新たに作る時間がないといった場合はこれらのクレジットカードへの申し込みを検討しましょう。
未成年(20歳未満)は親権者(保護者)の同意が必要
クレジットカード自体は18歳以上であれば持つ事ができますが、20歳未満の未成年の方は、親権者(保護者)の同意なしではクレジットカードを申し込む事はできません。
例え親権者に黙って申し込んだとしても、クレジットカードの入会審査の際には電話がかかってくるため、いずれは親権者にクレジットカードを申し込んだ事がバレてしまうでしょう。
その上、親権者の同意欄を自分で書いて提出してしまうと私文書偽造等の罪に問われる恐れもあるため、責任問題にも関わってきます。
万が一、親権者に黙ってクレジットカードを申し込む事ができたとしても、利用料金を滞納してしまったという時に立て替えて支払ってもらえる可能性は低いのではないでしょうか。
クレジットカードの利用料金を一度でも滞納してしまうと、クレジットカード会社などで情報を共有する信用情報機関のブラックリストに入ってしまう恐れもあります。
そうなると信用情報に傷が付き、クレジットカードを新しく申し込む時やスマートフォンの割賦契約、ローンなど様々な場面で審査に通らなくなる可能性が出てきます。このため、20歳未満の未成年の方がクレジットカードを申し込む際には、きちんと親権者の同意を得てから申し込みを行う必要があるでしょう。
初めて持つカードは三井住友カードがおすすめ
世界シェアNo.1のVISAブランド
三井住友カード
カードの特徴
世界シェアNo.1のVISAブランド。初めてクレジットカードを持つ人でも安心して利用できるセキュリティ性が高い「銀行系カード」のジャンルに入る。
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | ポイント還元率 | 0.5% |
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年会費 | 初年度無料(2年目以降 税込1,375円) | 付帯保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | iD、PiTaPa、WAON(ApplePay利用可能) | ポイント | Vポイント |
三井住友カードは、三井住友カード株式会社が発行する銀行系クレジットカードです。
銀行系ということでカードの不正利用をされていないかをチェックしているためセキュリティ性が高く、もし不正にカード利用をされた場合でも、国内、海外の利用問わずカード利用から60日間補償してくれます。
また、カードを紛失・盗難した場合でも24時間年中無休で対応してくれるので、初めてクレジットカードを持つ人でも不安がないカードです。
学生や若い人にはデビュープラスカードがおすすめ
三井住友カード デビュープラス
カードの特徴
18歳~25歳まで限定の若い人専用「三井住友カード」。一般カードの2倍ポイントが貯まる上、入会から3か月間はポイントが5倍など、ポイントを貯めやすい仕組みが豊富。
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 初年度無料(二年目以降 税込1,375円)、年に一度でも利用すれば年会費無料 | 付帯保険 | ショッピング保険 最高100万円 |
電子マネー | iD、PiTaPa、WAON(ApplePay利用可能) | ポイント | Vポイント |
三井住友カード デビュープラスは、三井住友カードが発行するクレジットカードで、申し込み資格は18~25歳までの方を限定としているため、学生や新社会人にオススメのカードです。
年会費は年に1度でも利用があれば無料となるため、実質無料で利用していくことができ、三井住友カードの一般カードと比較してポイントが2倍で貯めていくことができることも魅力の1つです。
若年層向けに作られたカードであるため、申し込み条件を満たしていて他社カードで延滞や滞納などの履歴がなければ、ほぼ審査には通過できるというほど、審査難易度が低く設定されていますが、銀行系カードなのでステータス性は高く、どこへ出しても恥ずかしくない1枚です。