ドリンクを飲みながらくつろいだり、Wi-Fiを使ってパソコンで仕事をしたりなど、飛行機を待っている時間を有効に使うことができる空港ラウンジ。航空会社の上級会員じゃないから自分には関係ないなんて思っていませんか?提携しているクレジットカードを持っていれば、航空会社の上級会員じゃなくても利用できるラウンジがあるんです。
そこで今回は、空港ラウンジが無料で使うことができるおすすめのクレジットカードについて解説します。
このページの目次
空港ラウンジとはどんなところ?
空港ラウンジは、飛行機を待っている間に利用できるラウンジで、航空会社が提供しているラウンジとクレジットカード会社が提供しているラウンジがあります。航空会社のラウンジは、それぞれの航空会社の上級会員が利用できますが、それに対してカード会社のラウンジは、提携しているクレジットカードと搭乗券があれば利用することができます。
空港ラウンジを利用できる「プライオリティパス」とは
クレジットカードの種類によっては、プライオリティパスを発行できる特典が付いているものがあります。
受付でプライオリティパスを提示すると空港ラウンジを利用できます。本来プライオリティパスは有料のサービスなのですが、特典付きのクレジットカードを持っていれば無料で発行することができます。
会員は3種類のランクがあり、クレジットカードの特典で発行できるものは、最上級のプレステージ会員になります。
それぞれの会員の違いは以下のとおりです。
会員ランク | 年会費 | ラウンジ利用料 | 同伴者利用料 |
---|---|---|---|
スタンダード | 99ドル | 27ドル | 27ドル |
スタンダードプラス | 249ドル | 27ドル(年間10回無料) | 27ドル |
プレステージ | 349ドル | 無料 | 27ドル |
通常、プライオリティパスを取得すると、プレステージ会員では年会費が349ドルかかるので、日本円にすると約4万円にもなります。しかし、クレジットカードの特典を利用することで、無料でプレステージ会員の資格を手に入れることができます。
プライオリティパスの注意点
クレジットカードにプライオリティパスの特典がついていても、別途申し込みが必要です。クレジットカードだけを提示してもラウンジを利用することができないので、注意しましょう。
プライオリティパスが手元に届くまで4週間前後かかるので、ラウンジを利用する予定がある場合は早めに申し込んでおくのがおすすめです。
また、同伴者の利用は別料金になります。国内で利用できるクレジットカードラウンジの場合は、同伴者1名無料となる場合が多いですが、プライオリティパスを利用するラウンジでは同伴者は27ドルかかるので注意しましょう。
海外の空港でもラウンジを無料で利用できるおすすめカード
プライオリティパスを持っていると、海外の空港でラウンジを利用することができます。通常は、プライオリティパスを取得すると年会費がかかってしまいますが、特典付きのクレジットカードを利用することで、プライオリティパスを無料で使うことができます。
ここでは、プライオリティパスを無料で発行できるクレジットカードを紹介します。
アメリカンエキスプレスゴールドカード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(アメックスゴールド)
カードの特徴
充実の保険内容だけでなく、ホテルやレストランの優待や、世界中の空港ラウンジの利用ができるプライオリティパスが無料で利用できるなど、アメックスならではのサービスが豊富
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 29,000円(税抜) | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高1億円 国内旅行傷害保険最高5,000万円 ショッピング保険最高500万円 航空便遅延費用補償最高40,000円 |
電子マネー | 楽天Edy、SMART ICOCA、モバイルSuica | ポイント | メンバーシップ・リワード |
アメリカンエキスプレスゴールドカードは、無料でプライオリティパスを発行できるカードの1つです。
通常349ドルかかるプライオリティパスの年会費が無料になり、年間2回まで無料でラウンジを利用できます。3回目以降のラウンジ利用料は27ドルとなります。
他のカード会社と比べると、審査基準が厳しく、よりステータス性が高く付帯している海外旅行保険も充実しているので、海外旅行に最適の1枚と言えます。
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカード
カードの特徴
楽天プレミアムカードは、楽天カードが発行するクレジットカードで、ポイントが貯まりやすいことで人気の楽天カードの上位カード(ゴールドカード)
発行会社 | 楽天カード | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 10,000円(税抜) | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高5,000万円(自動付帯分最高4,000万円) 国内旅行傷害保険最高5,000万円(利用付帯) |
電子マネー | 楽天Edy | ポイント | 楽天スーパーポイント |
楽天ゴールドカードよりもワンランク上のカードである楽天プレミアムカード。世界の空港ラウンジを利用できるプライオリティパスを無料で発行することができます。
利用できるラウンジの数は1,000か所以上となっており、世界中の様々な国で利用することができます。
年会費は10,000円となり若干上がりますが、それでも十分に満足することができるほどのサービス内容です。また、海外旅行保険と国内旅行保険が自動付帯となっていることも嬉しいポイントです。
国内の空港ラウンジを利用できるおすすめクレジットカード
空港ラウンジを利用できるクレジットカードの多くがゴールドカードです。しかしゴールドカードであればなんでも使えるというわけではありません。
ここでは、国内の空港ラウンジで利用できて、さらに付帯保険や年会費の安さなど、よりお得なクレジットカードを紹介します。
三井住友VISAゴールドカード
三井住友VISAゴールドカード
カードの特徴
三井住友カードが発行しているゴールドカードで、手厚い国内外旅行傷害保険や空港ラウンジサービスなどの充実した付帯サービスと、どこで利用しても恥ずかしくないステータス性が魅力
発行会社 | 三井住友カード | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 初年度無料、次年度以降10,000円+税 | 付帯保険 | 国内・海外旅行傷害保険最高5,000万円(自動付帯分は1,000万円まで) |
電子マネー | iD、PiTaPa、WAON | ポイント | ワールドプレゼント |
三井住友VISAゴールドカードは、国内28か所の主要空港のラウンジを無料で利用することができます。また、付帯している国内旅行保険も充実の補償内容となっていて、最高5,000万円の補償が付いています。
ラウンジが無料で利用できて、さらに旅行保険も充実している国内旅行に最適なクレジットカードです。年会費は10,000円ですが、初年度無料となっているのも嬉しいポイントです。
楽天ゴールドカード
楽天ゴールドカード
カードの特徴
年会費2,000円で利用できる楽天カードのゴールドカード。楽天市場でのカード利用でポイント5倍
発行会社 | 楽天カード株式会社 | ポイント還元率 | 通常1.0%(楽天市場で5.0%) |
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年会費 | 2,000円(税別) | 付帯保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | 楽天Edy | ポイント | 楽天スーパーポイント |
楽天ゴールドカードは、年会費が2,000円となっていてゴールドカードの中では驚くほどの安さです。カードラウンジを利用できるクレジットカードの中で、2000円という年会費の安さはトップクラスです。
海外の空港ラウンジでは、ハワイのホノルル空港と韓国の仁川国際空港の2か所で利用でき、国内では主要空港28か所の空港ラウンジが利用できます。プライオリティパスを発行できる特典は付いていないので、主に国内のカードラウンジを利用する人におすすめのカードです。
JCB GOLD EXTAGE
JCB GOLD EXTAGE
カードの特徴
20歳~29歳以下の若い人向けJCBのゴールドカード。ゴールドカードとしての審査難易度は低めで年会費も安く充実した補償が受けられる
発行会社 | ジェーシービー | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 3,000円(税別) | 付帯保険 | 国内・海外旅行傷害保険最高5,000万円(利用付帯) |
電子マネー | QUICPay | ポイント | Oki Dokiポイント |
20代限定で申し込むことができるJCB GOLD EXTAGEはクレジットカード初心者に人気のカードです。
20代限定のカードにも関わらず、28か所の国内主要空港のラウンジが無料で利用でき、通常のJCBゴールドカードにも負けない特典内容となっています。JCB GOLD EXTAGEが人気の理由は、3,000円という年会費の安さと、ポイント還元率の良さなどの20代でしか受けることのできないサービスが充実しているという点です。