nanacoポイントが貯まることでも人気のセブンカード・プラスの年会費が無料になりました。
これまで、セブンカード・プラスは初年度年会費無料、翌年度以降は税込500円の年会費が発生していましたが、2019年7月1日以降に新規入会した方なら、セブンカード・プラスをずっと年会費無料で持つことができます。
ここでは、セブンカード・プラスやETCカード・家族カードの年会費や発行手数料、カードの特徴について解説しながら、現在セブンカード・プラスを持っている方向けに年会費を無料にする方法をまとめました。
目次
クレジットカードの年会費とは
クレジットカードの年会費とは、簡単にいうとサービスを提供するための費用です。
クレカの年会費は無料から数十万円までと幅広く、年会費が高いクレカほどサービスや保険などが充実している傾向にありますが、そのサービスを提供したり、維持するためにはお金がかかってきます。
例えば、ステータス性の高さで人気のアメックスグリーンは一般カードでも13,200円 (税込)の年会費がかかりますが、空港ラウンジを無料で利用できたり、最高5,000万円補償と手厚い海外旅行傷害保険が付帯していたりと、年会費無料のカードにはない特典が利用できるのが特徴です。
同程度の旅行保険が付き、年会費無料で空港ラウンジを利用できるクレカはイオンゴールドカードなど、ごく一部のカードに限られます。
なお、イオンゴールドカードの申し込みにはインビテーション(招待状)が必要なので、自分で申し込むことはできません。
イオンゴールドカードを手に入れるには、一般カードのイオンカードを年間100万円以上利用することが条件となっています。
年会費有料のカードは元が取れないケースもある
年会費有料のカードはサービスを利用しなければ年会費の元を取れないため注意が必要です。
クレカの年会費はカードを利用していなくても発生するため、発行してから一度も使っていなくても年会費は支払わなければいけません。
空港ラウンジサービスも、対象空港が限られていたり、旅行をする機会がなかったりと、クレカを作る時は必要だと思っても実際には使わないことも考えられます。
サービスが魅力的に見えて申し込んでも使わなければ無駄になってしまうので、本当に必要かどうかをよく考えてから申し込みましょう。
年会費無料のクレカも機能面は劣らない
最近では、年会費無料でも様々なサービスが付いたクレカが人気を集めています。ポイントが貯まりやすい、スーパーで割引がある、電子マネーが使えるなどサービスは様々ですが、年会費無料だからといって有料のクレカと比較して機能が大きく劣るということはありません。自分に合ったクレカを選べば、年会費無料でも生活の色んなシーンで役立つでしょう。年会費無料のクレカといっても、持っている間ずっと年会費がかからない「年会費永年無料」のものや、最初の1年だけ無料で持てる「初年度年会費無料」のもの、条件をクリアすると無料で持てる「条件付き年会費無料」のものがあるので、申し込みの際はよく確認しておいてください。
セブンカード・プラスの年会費が無料に
2019年7月1日以降の新規入会であれば、セブンカード・プラスの年会費が2年目以降も無料になります。以前は初年度年会費無料、翌年度以降は通常税込500円となっていましたが、これからセブンカード・プラスを申し込む方であれば、初年度だけではなく2年目以降もずっと年会費無料で持つことが可能です。
すでにセブンカード・プラスを持っている場合
すでにセブンカード・プラスを持っている場合は、2020年1月10日支払い分から年会費無料となります。2020年1月9日までに請求される(請求された)年会費は返金されないので気を付けてください。
セブンカード・プラスの年会費はいつ請求される?
セブンカード・プラスの年会費は、カードの有効期限月(入会月)によって引き落とし日が異なるため注意が必要です。
セブンカード・プラスの引き落とし日は10日(10日が土日祝日にあたる場合は金融機関の翌営業日)なので、例えば、2017年7月にセブンカード・プラスに入会された方であれば、入会翌年の10月10日が年会費の引き落とし日となるため、2018年10月10日に初めて年会費の引き落としがあり、次回の年会費の引き落としは2019年10月10日となります。
年会費が無料になる2020年1月10日が引き落とし日となるのは2018年10月以降に入会した方となり、それ以前に入会した方は通常税込500円の年会費が発生するため気を付けてください。
ただし、次にご紹介する方法でセブンカード・プラスの年会費を無料にすることができます。
セブンカード・プラスの年会費を無料にする方法
セブンカード・プラスの年会費を無料にする方法は、1年間に5万円以上のショッピング利用をすることです。
セブンカード・プラスは有効期限月(入会月)から1年間の支払い合計額に応じて年会費が無料になる特典があります。
例えば、2018年7月に入会した方であれば、8月10日引落分~翌年7月10日引落分の合計額が集計され、5万円以上であれば年会費無料となるのです。
- 1年間に5万円以上のカードショッピング利用があれば年会費無料
- 年間利用額の集計対象は入会月から1年間
1年間に5万円であれば、1か月あたり4,166円の利用でクリアできるので、毎月4,000円以上かかる携帯電話料金などの固定費をセブンカード・プラスで支払っていれば達成は難しくないでしょう。
家族カードを発行している場合、家族カードの利用分も年間利用額の集計対象となるのがメリットです。
この他にも、上位カードである「セブンカード・プラスゴールド」というゴールドカードなら「年会費永年無料」ですが、申し込みにはインビテーション(招待状)が必要となり、自分で申し込むことはできません。
インビテーション(招待状)が届く条件は明らかになっていませんが、「年間100万円以上のカードショッピング利用」または「年間60万円以上セブン&アイ系列店舗での利用」がセブンカード・プラスゴールド発行のひとつの目安とされています。
家族カードの年会費
家族カードを無料で発行したいという方は多いでしょう。
セブンカード・プラスの家族カード年会費は初年度無料・翌年度以降は通常税込200円ですが、家族カードも2020年1月10日支払い分から年会費無料となります。
ただし2018年9月までに入会した方は、年会費が無料になる2020年1月10日より前に年会費が引き落とされるため、通常税込200円の年会費が発生するので注意しましょう。
家族カードの年会費も、前年度に5万円以上の利用があれば無料となります。
これからセブンカード・プラスに入会して家族カードを発行する場合は、本人カード、家族カードの両方をずっと年会費無料で持つことが可能です。
家族カードを発行すると、本会員と同様の機能やサービスが付帯したカードを家族が使えるようになります。
家族カードの利用でもポイントが貯まり、ポイントや支払いは本会員とまとめられるのが特徴です。
ETCカードの年会費
セブンカード・プラスでETCカードを作りたい時は、「ETCスルーカード」を発行手数料無料・年会費無料で作ることができます。
楽天カードのように、クレカの年会費は無料でも会員ランクによってETCカードの年会費は有料になったり、VIASOカードのように発行手数料がかかるETCカードもある中、セブンカード・プラスなら完全無料でETCカードを作れるのがメリットです。
ETCカードの利用でもショッピングと同様に、200円につき1nanacoポイントが貯まります。
セブンカード・プラスの特徴
セブンカード・プラス
カードの特徴
カード利用でnanacoポイントが貯まる流通系クレジットカード。イトーヨーカドーやセブンイレブンなどでは還元率がアップし、ヨーカドーでは5%割引の特典も。nanacoチャージでもポイントが貯まり、オートチャージにも対応。
発行会社 | セブン・カードサービス | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | ショッピング保険最高100万円(海外) |
電子マネー | nanaco、QUICPay(nanaco) | ポイント | nanacoポイント |
おすすめポイント
- ヨーカドーやセブンでは1.0%還元!ヨーカドーでは5%割引も
- nanacoチャージでもポイントが貯まる!オートチャージにも対応
- 国内・海外旅行パッケージツアーが5%割引
ヨーカドーやセブン・ビックカメラなどで1.0%還元!ヨーカドーでは5%割引も
セブンカード・プラスの通常ポイント還元率は0.5%で、税込200円につき1nanacoポイントが貯まります。
セブンイレブン・イトーヨーカドー(ネットスーパーを含む)・ヨークマート・デニーズ・西武百貨店・そごう・アリオ・ビックカメラ・ENEOSでセブンカード・プラスを利用した場合は2倍の1.0%還元となり、税込200円につき2nanacoポイントが貯まりお得です。
セブン・ヨーカドーでは対象商品をセブンカード・プラスで購入すると、通常ポイントに加えてボーナスポイントも貯まります。
ヨーカドーでは、8の付く日(8日・18日・28日)の「ハッピーデー」は食料品や衣料品など様々な商品がほぼ全品5%割引となる点もメリットです。
通常ポイント還元率は平均的ですが、セブンやヨーカドーをよく利用するという方であれば、還元率以上の価値があるカードとなるでしょう。
スマホアプリをダウンロードして、セブン&アイグループの店舗やサイトで買い物をするとセブンマイルが貯まる「セブンマイルプログラム」を利用すれば、さらに0.5%分の上乗せも可能です。
現在はnanacoポイントへの交換が延期されていますが、以前は1マイル=1nanacoポイントに交換できました。
他にも、年間利用額に応じたボーナスポイントの付与もあります。
nanacoチャージでもポイントが貯まる!オートチャージにも対応
セブンカード・プラスは、クレカと電子マネーが1枚になった「nanaco一体型カード」と、手持ちのnanacoやnanacoモバイルに紐づけて利用する「紐付型カード」の2種類があります。
「nanaco一体型カード」であればカード発行後すぐnanacoを使うことができ、「紐付型カード」であればおサイフケータイでもnanacoを使うことが可能です。
セブンカード・プラスからnanacoにチャージした場合、200円につき1nanacoポイント(還元率0.5%)が貯まります。
オートチャージにも対応していて、セブンイレブンやヨーカドーで買い物をする際にnanacoの残高が設定金額以下になると、自動的にセブンカード・プラスからチャージされるので残高不足の心配もありません。
nanacoなら支払い時にも200円ごとに1nanacoポイントが貯まるので、還元率は合わせて1.0%となります。
貯まったnanacoポイントは1ポイント=1円としてnanaco加盟店で使えるほか、ANAマイルへの交換も可能です。
国内・海外旅行パッケージツアーが5%割引
お得に旅行を楽しみたいという方にも、セブンカード・プラスはぴったりです。
セブン旅デスクに電話で申し込みを行い、カードで代金を支払うと国内・海外旅行パッケージツアーの基本旅行代金が5%割引となる特典があります。
取扱旅行会社もANAセールスやジャルパックをはじめ、大手旅行会社が揃っているので安心です。
同伴者も割引の対象となるため、家族旅行や友人との旅行にも便利で、ひとり旅やグループ旅行など、ツアーのラインナップも豊富にあります。
パッケージツアーの内容はインターネットの電子パンフレットで見ることができ、出発地や目的地から検索することも可能です。